気候変動対策や脱炭素の話題がニュースに登場する頻度が高まっています。その背景にある各国のCO2排出量について、2023年のデータを見ると、エネルギー起源のCO2排出量で中国が111.3億トンと世界で最も多いことが分かります。
この記事は動画「【TOP5】世界のCO2排出量ランキング #Shorts」の解説です。
数字の一覧
| 順位 | 対象 | 値 |
|---|---|---|
| 1位 | 中国 | 111.3億トン |
| 2位 | アメリカ | 44.1億トン |
| 3位 | インド | 27.6億トン |
| 4位 | ロシア | 16.9億トン |
| 5位 | 日本 | 9.3億トン |
出典: IEA「Greenhouse Gas Emissions from Energy」2025年版を基に環境省作成(エネルギー起源CO2・2023年)(2023年)を加工して作成
1位の中国はアメリカの2倍以上
2023年のエネルギー起源CO2排出量で見ると、1位の中国が111.3億トン、2位のアメリカが44.1億トン、3位のインドが27.6億トンです。中国はアメリカのおよそ2.5倍で、2位以下を大きく引き離しています。4位ロシア16.9億トン、5位日本9.3億トンと続き、日本の排出量は中国の約8%の水準です。
国別排出量と日本のエネルギー事情
エネルギー起源のCO2排出量が多い国では、石炭やガスなどの化石燃料の消費量が多い傾向にあります。中国やアメリカ、インドなど排出量が多い国での産業活動が活発であれば、それらの国から輸入される製品やエネルギーに関連するCO2が日本にも影響をもたらします。また、各国のエネルギー政策の動き次第で、国際的なエネルギー価格が変わり、日本の電気代やガス代にも反映されることになります。
この数字を見るうえでの注意点
エネルギー起源CO2というのは、石炭・石油・ガスなどの化石燃料の燃焼から発生するCO2に限定したもので、森林破壊などその他の排出源は含まれていません。また、2023年時点のデータであり、各国のエネルギー政策は常に変化しているため、今後の数字は異なる可能性があります。さらに、人口が多い国ほど排出量が多くなる傾向があるため、排出量そのものだけでなく、一人当たりの排出量や経済規模あたりの排出効率など、複数の角度から見ることが必要です。
国別の排出量データは気候変動対策を考える基礎情報ですが、同時に、各国がどの程度のスピードで排出量を削減しているのかを把握することも、国際的な動きを理解するために必要になります。
ご確認ください
統計は改定されることがあり、制度は改正されることがあります。実際にご判断される際は出典元の最新情報をご確認ください。個別の税額や控除の判断は、所轄の税務署または税理士にご確認ください。当サイトでは個別のご相談を承っておりません。
数字はすべて公的統計から。毎日2本、くらしの数字ラボで動画にしています。

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