1世帯当たりの人員が多い地域TOP5と、その背景

あなたの実家の家族は何人ですか。同じ「家族」「世帯」でも、住む場所で平均的な人数が大きく異なります。総務省の調査によると、1世帯当たりの人員が最も多いのは山形県で2.61人。複数世代が一緒に暮らす傾向の地域差は、その後の進学先や転職といった人生の選択肢にも影響するかもしれません。

この記事は動画「【TOP5】1世帯当たり人員が多い都道府県 #Shorts」の解説です。

数字の一覧

順位 対象 値
1位 山形県 2.61人
2位 福井県 2.57人
3位 佐賀県 2.51人
4位 富山県 2.50人
5位 岐阜県 2.49人

出典: 総務省 令和2年国勢調査(1世帯当たり人員)(2020年)を加工して作成

地域による世帯構成の違い

総務省の令和2年国勢調査によると、1世帯当たりの人員が多い上位5県は、いずれも2.49人から2.61人の範囲に集中しています。山形県が2.61人で最多で、次いで福井県2.57人、佐賀県2.51人、富山県2.50人、岐阜県2.49人。これらの県では、親と子が同じ世帯に暮らすことが比較的多い傾向を示しています。地域によって進学や就職で他県に出る人口の流出率が異なることや、農業など地元産業が多い地域では世代が同じ場所に留まりやすいことが、こうした数字に反映されていると考えられます。

世帯人数と家計支出の関係

世帯当たりの人数が多い地域では、自動車や住宅、光熱費といった共有資源の費用が1人当たりにすると割安になる傾向があります。一方で、教育費や医療費など個人単位の支出は増えやすくなります。山形県や福井県のように複数世代が同じ屋根の下で暮らす傾向が強い地域では、日々の食事の用意や家事の分担も変わり、それに伴う生活の工夫や支出パターンが異なることになります。こうした地域差は、家計管理や将来計画を考える際の参考情報として活用できます。

統計の見方と年度の確認

この統計は2020年の国勢調査に基づいており、調査から現在までの間に少子化の進行や地方から都市への人口移動が進んでいることから、現在の数字は異なる可能性があります。また、「1世帯当たり人員」は単純な世帯人数の平均値で、同居する家族の形態(親と子、兄弟世帯など)は反映されていません。地域ごとの事情を深く知るには、進学率や就業地の特性など他の統計と組み合わせて見ることが大切です。

今回の数字が示すのは、進学や転職で地元を離れやすい地域と、複数世代が一緒に暮らしやすい地域の差。その差がどう生まれるのか、産業構造や教育機関の分布を見ると、さらに深い実態が見えてくるかもしれません。

ご確認ください

統計は改定されることがあり、制度は改正されることがあります。実際にご判断される際は出典元の最新情報をご確認ください。個別の税額や控除の判断は、所轄の税務署または税理士にご確認ください。当サイトでは個別のご相談を承っておりません。

免責事項/プライバシーポリシー/運営者情報

数字はすべて公的統計から。毎日2本、くらしの数字ラボで動画にしています。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です