治水や発電、生活用水を支えるダムが全国に存在します。その中で堤高(ダムの頂部までの高さ)が最も高いのは富山県の黒部ダムで186メートル。2位の高瀬ダムは176メートルで10メートルの差があります。日本の大型ダムの規模や構造の違いを、ランキングから見てみましょう。
この記事は動画「【TOP5】黒部ダムは186メートル。日本のダム堤高ランキング #Shorts」の解説です。
数字の一覧
| 順位 | 対象 | 値 |
|---|---|---|
| 1位 | 黒部ダム(富山県・アーチ式) | 186m |
| 2位 | 高瀬ダム(長野県・ロックフィル式) | 176m |
| 3位 | 徳山ダム(岐阜県・ロックフィル式) | 161m |
| 4位 | 奈良俣ダム(群馬県・ロックフィル式) | 158m |
| 5位 | 奥只見ダム(新潟県・重力式) | 157m |
出典: ダム便覧(一般財団法人日本ダム協会)堤高順位表(2024年)を加工して作成
堤高TOP5、1位から5位まで29メートル
堤高が高い順に、1位186m(黒部ダム・富山県)、2位176m(高瀬ダム・長野県)、3位161m(徳山ダム・岐阜県)、4位158m(奈良俣ダム・群馬県)、5位157m(奥只見ダム・新潟県)です。最高位と5位の差は29メートル。3位以下は161〜157メートル帯に集中しており、上位ほど相対的に高くなっています。また型式でも異なり、1位のアーチ式に対し、上位5つの中でロックフィル式が3つを占めています。
堤高の高さが何を意味するか
堤高は、ダムの河床からの高さを指す指標です。高いほど下流へかかる水圧が大きくなるため、堤体に求められる耐久性や強度が増します。同じ型式であれば、堤高が高いほど多くの水を貯める傾向がありますが、ダムの規模全体を判断するには堤高だけでは不十分です。地質条件や形状、設計思想によって大きく異なるためです。
比較するときの条件を押さえる
堤高は国際的に標準化された計測方法で比較可能ですが、ダムの「大きさ」を総合的に評価するなら、堤高だけでなく貯水容量や放流能力など複数の指標が必要です。今回のランキングは2024年時点のデータで、新規建設や改修によって順位は変わる可能性があります。
堤高で日本一の黒部ダムですが、貯水容量や発電量など別の指標で評価するとランキングは変わるのでしょうか。複数の視点からダムの役割を理解することで、より深い見方ができます。
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